ZOOMでウェビナーをハイブリット開催時のマイナス1方法【この手順で接続すれば大丈夫】

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コロナ渦になり、ZOOM等を使ったウェビナー、イベントのオンライン配信が定番になってきました。
その中で「配信+会場」での開催【ハイブリット開催】も多く開催されています。

今回はウェビナーのハイブリット開催時におけるZOOMの音がループ(ハウリング)してしまう問題を解決する音響の接続。【マイナスワン】方法について解説します。

音響とかミキサーとかよくわからない。という方でも大丈夫です。図を使って具体的に説明しますので、その通り接続すればもう音をループ(ハウリング)させずに開催することができます。

ハイブリットって何?
ウェビナー開催の担当になってしまったが、よくわからない。
マイナスワンが必要らしいけど、具体的な接続手順を知りたい。

といった方の問題を解決できると思いますので、是非最後までお読みください。

Zoomの初心者の方は是非こちらの記事からお読みください↓↓↓

Zoom ダウンロードから基本操作【まずはこれだけ覚えておけば大丈夫】

■ZOOMでウェビナー【ハイブリット開催時のマイナス1方法】

図1

※補足:実線が有線接続してある音声。点線はオンライン上での音声です。

まず今回はZOOMでの配信。想定とさせていただきます。ZOOM以外でも大体同じになるかと思います。
音声の流れを簡単にまとめると上の図のようになります。

ミキサーに入った音は会場には全て出しますので、マスターアウトで大丈夫です。

ZOOMに送る音をオーディオインターフェースに入力するのですが、マスターアウトですと、ミキサーにはZOOMの音声が入力されていますので、同じ音声を送り返してしまいます。

すると、ZOOM⇔ミキサー間で音がループしてしまうという訳です。

ですので、オーディオインターフェースの入力には、ZOOM音声以外が入力される必要があります。方法としては、AUXやSub Out等で必要なチャンネルの音声だけインターフェースに送れば良いだけです。

これが【マイナスワン】というものです。

図1と、記事後半の図4をあわせてみていただければとりあえずはわかる人もいるかと思いますが、この先はもう少し具体的に詳しく説明していきます。

■ハイブリットとは?

図2

【会場+配信】で開催することを【ハイブリット】(開催)と呼ばれています。
【ハイブリット】の場合、登場人物として

「会場で喋る人」と「ZOOMで喋る人]
がいて、
「会場で聞く人」と「ZOOMで聞く人]

がいますね。どちらで聞いても同じ内容を聞けるようにしないといけません。

●会場で流れる音声

まず、会場にはどういった「音声」が流れることになるか、という所を整理します。

  1. 発表者、司会者、質疑用などのマイク音声
  2. 会場BGM、動画音声、等
  3. リモートで参加する人の声、動画などの音声
  4. Q&A等あるなら、オンライン視聴者の声

●ZOOM参加者が聞く音声

対して、ZOOMにはどういった音声が流れるのか?オンライン視聴者に、会場にいるのと同じ音を聞けるようにする必要がありあます。
ZOOM視聴者であれば、リモート発表者等、ZOOM内の音声はすでに聞こえています。
ですので、

  1. 発表者、司会者、質疑用などのマイク音声
  2. 会場BGM、動画音声、等

を、足してあげると1〜4が揃うことになります。

■具体的な接続方法

図3

機種によって、ツマミの数、配置、名称等変わってしまうのですが、大体ミキサーはこういった形になっていると思います。

今回はどのミキサーでも大体ついている【AUX】を使ってマイナスワンします。

図4

記事冒頭の[図1]と照らし合わせて見ていただけると良いかと思います

『そもそもツマミやフェーダーをどのくらい上げればいいの?』

という方は、三角とかの目印っぽいマークや、「0」とか「u」と表記があると思いますので、基本はそこに合わせてください。そこから微調整してください。

また、『「Mic」とか「Line」とかいろいろ挿す所があるんだけど?』という方は

マイクは「Mic」に、PCやCDプレーヤー等は「Line」に挿します。
「Insert」には挿さないでください。音がでなくなります。
「Mic/Line」のように一緒になっている機種の場合は、PC等の場合はそこに挿して、その付近に「PAD」とか「-26db」とか書いた小さいスイッチがあるのでそれを押してください。
ミキサーに入力する時に適正な音量で入力する必要がある。
という事はなんとなくでも良いので、是非覚えておいてください。ハイブリット開催時の音量調整で失敗する事もあるので、おすすめとしては

  1. 会場マイクの音量を調整する
  2. 会場BGM、動画音声等あれば調整する
  3. ZOOM PCの音量を調整する

の順番で、「会場マイクの音量を基準」に調整していくとハウリングなども防ぎやすく、音量が調整しやすいかと思います。
次に

  • MAIN OUT(Master Out)が会場スピーカーの音量。
  • AUX OUTがZOOMで配信される音量

この2つを理解してください。

●会場のマイク音声、BGMや動画音声は「会場」と「ZOOM」に出します。

Volを上げると会場に音が流れます。続いてAUXを上げるとZOOMに音声が流れ込みます。ZOOMアプリケーション内のオーディオ設定で「マイク」の入力レベルが反応していればOKです。
入力レベルのメーターが7割くらい触れるよう調整してください。(大きすぎると音割れします)

図5

赤枠で囲んでいる部分です。『リモート先の声が小さい』などの場合、リモートの方にここを見て調整してもらえます。ちなみに、その下背景雑音を抑制は「低」くらいがおすすめです。

また、『音が出ない!』などの場合も、スピーカー、マイクのプルダウンメニューから使用するオーディオインターフェースが選択されているか確認してください。

図6

機材の接続が完了した時点で、まずはアプリ左下「ミュート」横の矢印からメニューを開き、「スピーカー&マイクをテストする」を実行することをおすすめします。音声が一気に確認できるので便利です。

●配信用PC(ZOOM PC )からの音声は
「会場」にだけ出します。
→ですので、入力したチャンネルのVolを上げて調整していくだけです。
AUXツマミは上げませんので注意してください。

これで【マイナスワン】の完成です!

補足:マイナスワンを作るのに最低限必要なもの

  • マイク
  • ミキサー
  • オーディオインターフェース
  • 小さめのパワードスピーカー
  • それぞれを接続するケーブル類

は用意しておくと良いです。

会場によってはスピーカー、ミキサーやマイクもありますが、会場のミキサーはガチガチに機器が接続された状態で、マイナスワン作りには使えない事が多いです。
またその都度貸してくれるスタイルもあるかと思いますが、毎回違う機材だと戸惑います。

小さめの会議室等だと、会場にスピーカーも無いよって場合もあるかと思いますので、自前でスピーカーも用意しておくのも良いと思います。その場合はパワードスピーカーがおすすめです。小さい物で十分です。大きい会場は音響機材もあることが多いので。
自前の機材なら1度覚えれば毎回同じ設定にすれば良いので、後が楽です!

以上になります。最後までお読みいただきありがとうございました。良きイベントを!

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